良い風

今日は予想外の良い風が吹いた。予報では昨日よりもやや東よりで風向風速が不安定な乗り辛い風という予報だった。移動性の高気圧が勢力を維持しながら東に進む上、北緯18度統計135度付近に熱帯低気圧が発生するため、台風の卵のように動きをするのでうねりも入り乗り辛さ全開と言う感じがしていた。
5時半に起きると米を研いで筋トレをする。昨日は大腿四頭筋ハムストリングス大殿筋強化で、片足スクワット280回ずつ左右、大殿筋廻旋280回ずつ左右、フルスクワット700回とかなり回数を上げて励んだためか、寝起きで下半身に疲労感が残る感じがしていた。特に片足スクワットはバランス筋である体幹筋群を強化するため負荷がかかる。お陰でインナーマッスルに負荷が掛かり筋疲労が蓄積した感じである。
今日は大胸筋と僧房筋の強化である。先日かなり負荷をかけたので今日は通常通りの負荷とした。流石に昨日負荷をかけすぎて下半身が筋疲労状態なので、これで上半身まで筋疲労になったら、ウインドを持続する筋力が続かないという感じだったからである。
筋トレを終えて風向風速状況を確認すると東の風で7m/sと走りそうもない状況である。週末で浜辺ではバーベキューをしているローカルが異常に増えるのが予想されていた。今日は読書日和かな、などと内心休憩モード全開となっていた。
9時過ぎに艇庫に行くと既にNさんが走っていた。走っている角度からするとサイドに近いクロスオフという感じである。道すがら見た星条旗からは垂れ下がっている印象が強くとても走る風は吹いていないと思ったので、早速浜に出て風向風速を自分の目で肌で感じてみることにした。
かなり強い東系の風だが鉄板にマークが打ってあるのが確認できたし、比較的サイドに近い風向で走れる風が吹いているのを感じることが出来たので、5.3を張ることにした。ダウンは規定値+3cmで、アウトは規定値▲2cmでセットする。
最初は良い漢字で走れたものの風向が東にシフトするとブローのレンジが広まり最大風速が上がったので一旦浜に上がりアウトを4㎝引いて規定値+2㎝にセットしなおす。これで出ると強めのブローが入ったときにジャストという感じである。ただし、沖合いは低気圧の影響で海面が悪い感じだったのでジャストに感じるものの実際には若干アンダー気味でまだまだ加速できる風と言う感じだったのかもしれない。
風向が東に振れた影響で若干ガスティーになったもののインサイドは時間の経過と共に海面が安定してきたのでジャイブの練習をしやすくなってきた。人が出始める前の段階で何度か良い感じのジャイブが出来た。やはりアビーム直線からインサイドに入ったところでクォーターまで下らせトップスピードでレールを海面に入れ込むジャイブが出来るとスーッと音がなくなった真空状態を走っているような感覚に成れる。ランニングを超え逆タックに入ったあたりで意識してセールを返すのだが、これが無意識で出来る瞬間が有るはずなのだが中々この感覚がつかめない。
何度か良い速度を維持したままのジャイブが出来たが、確かにセールの風を感じないような状態でセールを返すと失速が殆どなくジャイブが出来ている。次はこの感覚を掴むことを意識しながら練習という感じである。
潮が満ちてきて海面が平らになるにつれて、風向風速が不安定になり最大風速のサイクルが短めになったので、再び浜に上がってアウトを緩める。3cmほど緩めて規定値▲1㎝にセットする。これで練習したらややアンダー目の風束帯でも安定して走り続けることが出来た。5.3に関してはほぼセッティングの感覚がつかめてきた。
乗り終えてからNさんに確認したところ、ジャイブ中にいたがばたつきセールとマストが動くのはレールが海面に噛んでいないことが原因であるというのが分かった。要はジャイブをするに当たり、海面がフラットではないと気持が萎縮してレールを入れずに回しこもうとするため、板の底が海面のうねりを拾ってがたがたすると言う訳である。海面が悪い時ほどレールを入れたほうが板の回転は安定するし、セールとマストがぐらつかないというわけである。
先ずは、海面がフラットではなくても恐怖心を捨て海面に確りとレールを入れる、これだけを考えて練習するのが重要であることが理解できた。一歩前進、進歩である。明日も良い風が吹きそうである。練習練習。























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