初乗り

世界中何処に行っても中国人の人口は増加する傾向にあり、ここサイパンもご多分に漏れない状況である。かつてはチャモロとフィリピンがそれぞれの伝統文化で正月を祝福していたが、中国人の急増と共に年末年始花火大会が恒常化し、今では一つの見世物と化している。花火大会はクリスマスから断続的に行われており、メインの締めが年末年始と言う感じで年末6時過ぎと言う未だ微かに明るい時間帯から花火がぽつぽつと打ち上げられる。そして11時40分過ぎから集中砲火的にガンガンと打ち上げ花火があげられ、12時の時報と同時にけたたましい爆音とともにクライマックスを迎える。ほとんど寝ていられないくらいの爆音、爆音、爆音…。
デジカメで映像を録画しアップロードを一通り終えた頃には1時を回っていた。日本より1時間早い時差なので、日本が2018年の間に2019年の新年花火大会の映像をアップできた。それから5時間ほど寝て起床。そこそこ吹いている。花火大会終了時の風向風速は北東で8m/sと5.3で良い感じに走る程度の風である。これなら安心して乗れると高をくくってぐっすり眠った。
6時過ぎになるともう辺りが薄明るくなっており、陽射しが差し込んできそうな気配である。ガラバン小学校の風力発電のプロペラ若干オフが絡んでいるが、ほぼサイドと言う感じの風向で良い感じに回っている。ここ暫くの間のように、首を振り振りまわっていると言う感じではなく、ビシッと風向を定めていい感じに回っている。筋トレを終えると辺りは既に明るい。腹式呼吸と気功を終え再度じっくりと外の景色を眺めてみると、サイドの風が良い感じで吹いているのが確認できた。初乗りだ。
艇庫に行くとぼちぼち人が集まっている。昨日は終日修行モードだったので、今日は穏やかになってほしいと言う願いが通じたのか、若干風速が落ちて楽しめる風速帯になった。しかし、昨日確認した限りでは4.5のセールの上部にひび割れが入っているため、今日は使えない。リペアをしないといけないのである。
昨日より落ちているので5.3で行けるなと軽く考えていた。お神酒の時間だと言うのでハイアットのロビーに集合。香港人のDevidを誘っていった。誘ったのは良いのだが、事前に下調べをしていなかったので英語で説明ができない。やはり事前準備は必要である。周囲にいるウインドサーファーの数人に聞いたが、私よりも話せないと言うので断念。片言で意味も怪しいながら何とか説明をしたら、伝統行事の一環だと言うのは伝わったようで良かった。
お神酒を終えて5.3をセットする。94リットルである。ダウンは規定値▲3cmでアウトは規定値±0と言うセッティングである。リバティーはダウンを規定値より引くことで良い感じのフォイルになる。艇庫から浜の中央まで道具を運びビーチスタートする。インサイドまで風が入っていたが、インサイドがあまりにも浅く、ビーチスタートで板に乗った瞬間にフィンが砂に食い込んだので、一寸スピードは出せないと思い、後ろ足を入れずに沖まで出る。相当上らせ浜に戻った時は何時ものラインまで上れていたのでそこから、加速重視で板を走らせる。直線でジャストである。これはジャイブでセールを引き込めず、火腰が引けるパターンである。案の定アウトのジャイブは完全にテールジャイブである。インも基本的にレールを噛ませてジャイブと思いきや、やはり腰が引けてしまう。自分でも腰が引けているのが分かる。軽く10往復くらいして一旦浜に上がる。烏帽子が何気に浜の周辺にいて厄介である。
その後も風速は安定して吹き続け良い感じではしりの練習はできたものの、ジャイブはアビームからクォーターへの下りが加速し過ぎで腰が引け全然練習にならなかった。テールジャイブの練習に終始してしまう。まぁ、それでも今年の正月のメンバーでは、まだましと言うレベルなので、今年は上手い人が全然来ていない感じがする。手が痛むので見たらまたしてもまめが破裂しそうな状態まで膨れている。当面風が吹くのが分かっているので今日は撤収。













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