良い風

やっと生活パターンが朝型に戻ってきた。4時前に一度トイレで目覚めたものの5時半まで眠れ、睡眠時間も質も良い感じになってきた。睡眠が適切だとストレス発散や筋肉の維持増強が適切に行われるので、健康な生活維持が可能になる。
目覚めてカーテンを全開にし、窓を開け広げると明らかに昨日より風が吹いている。6時前からサイドの風がピュンピュンと吹いている。今日もい練習日和に恵まれそうである。雲が厚く未だ陽が昇る気配すらないものの風が良い感じで吹いていることだけは確りと確認できる。
筋トレをしながら徐々に周囲が薄明るくなりつつあるのが見とれる。明るくなるにつれて、木々の枝葉が風で揺れているのがはっきりとわかるようになってくる。やる気がわいてくる。腹式呼吸と気功をして精神統一をするとすっかり夜が明けている。
食事を済ませてからピアノの練習をする。今日は週2回の清掃日である。ピアノの練習途中に清掃が入る。10分くらいの小休止である。1階のイートインスペースでくつろいでから部屋に戻ってピアノの練習を続ける。9時半前に浜に向かう。
昨日より良い風が吹いているにも拘らず誰も来ていない。まぁ、常連組も今年は更に高齢化しており、60代前半の常連組が少ないので強風日の出席状況に影響しているのだろう。大体私は何時も遅い方なので一番なんてこと自体が良い風を目当てにしていると言う感じが見受けられない。日本の縮図、少子高齢化である。
インサイドまで白波が入っているので5.3で行けるとは思ったものの、一応艇庫若大将に確認したら大丈夫と言う力強い返事が返ってきたので安心した。5.3をセットする。ダウンは規定値▲3cmでsetする。リバティーのセールは規定値よりも強めのセッティングの方が調子が良い。アウトは規定値±0で一寸テンションがかかる程度のセッティングである。
艇庫からセッティングした状態で浜の突端まで行こうとしたが、予想以上に風が強くハイアットの駐車場付近で既に断念。BBQ小屋の手前からビーチスタートをする。流石に艇庫の目の前まで風が入っているだけあってビーチスタートと同時に走り出す。ただちょっと岩が怖かったので、両足をストラップに入れずそこがサンドになるのを確認して両足をストラップに入れた。
ガンガン走る。誰も出ていない貸し切りの海は爽快そのものである。多少うねりが気になるがパーリングするほどのうねりではない。アウトのジャイブは流石にいつも同様うねりが邪魔で練習し辛い。インサイドもかなりインサイドまで板を引っ張らないと平水面にならないので若干練習レベルは高い。昨日よりもガンガン上る。やはりスラロームフィンはのほぼり性能とスピード性能が高い。フィンをヒットしないと言う保証があれば114リットルのRRDのスラもスラフィンにするのだが、やはり怖い。あのスピードで岩盤や鉄板をヒットしたら最低2週間の療養生活は免れない。
5往復くらいして一旦上がる。直線はジャストで気持ちよく走れるがジャイブフォームに入りクォーター付近まで加速させると、それまで前傾していた姿勢が無意識の内に後傾して恐怖心を払しょくしようとしている。やはり直線で60km/hくらい出していないと、今の限界スピードでセールを引き込んでジャイブをすると言うのは不可能な話なのだろう。
浜でダウンを1cm更に引きアウトを2cm引いて出てみたがやはりクォーター付近での加速感に耐え切れず腰が引けてしまいジャイブの練習にならない。
5往復くらいして一旦艇庫に戻る。早朝から出ていたので戻ると一様に『オーバー???』と聞かれたが、艇速の限界が低いのでジャストウインドでジャイブの練習ができないと言うようなことを言ったが、直線がジャストならいいじゃんと言うのが概ねの回答である。
4.5にチェンジして再出艇。良い感じで風が抜けてくれトップスピードまで余裕がある。この艇速ならジャイブで突っ込んでも恐怖心はないと確信したが、実際にジャイブの練習をしてみると明らかにランニング以降の艇速の減速が顕著なので、クォーター辺りで後傾しているのだろうと言う察しが付く。頭のイメージでは前傾しているのだが、どうもあの速度でもカービングの加速に対する恐怖心を脳が無意識の内に感じているのかもしれない。何度も練習したが一寸治りそうもないので気分転換に艇庫に戻る。
食事を済ませて午後の部もジャイブの練習を集中的に行う。頭で前傾を意識しセールの引き込みも意識しているにも拘らず、途中から脳が無意識に恐怖心から後傾をさせてしまう。これはもう自己暗示とか何らかの精神論的な手法を用いないと困難と言う感じである。
2時過ぎに雨ブローで凄まじい風速になった。板は跳ね上がるし海面もかなりチョッビーになり、ジャンプ台状態になっていたので結構怖かった。30~40㎝程度の波を拾ってジャンプしただけで心臓がバクバクするくらいの風速である。横殴りの雨で顔が痛む。何とか浜に戻って道具を浜にあげる。
陽が差し込んできて風が安定してから再度練習したが、手のグリップ力が低下してきたので怪我をするリスクが高いので今日の練習は終了にした。明日まで風が良い感じで吹くのが分かっているし、明日は更にヘビィな状況なので体力を温存していないととてもじゃないけど安全に乗りこなせない。
クォーターでの前傾の課題をどう克服するか、自己催眠なんかも試してみないといけないかもしれない。意外に自己催眠と言うのは効果があるらしいので今回の旅行でできなかったら、日本で自己催眠の本をしこたま読んで次回の修行で挑戦と言う感じである。


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